「ドライバーは上手く打てるのにフェアウェイウッドは苦手」というゴルファーが多い理由のひとつが、シャフト選びのミスマッチです。この記事ではFWシャフト選びの基本とドライバーとの合わせ方を解説します。
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FWシャフト選びの大原則:ドライバーとの「流れ」を揃える
FWシャフト選びで最初に考えるべきことは「ドライバーシャフトとの流れを揃えること」です。ドライバーをリシャフトした後にFWとの振り感がバラバラになるケースが多く、これがFWが苦手になる原因になりやすいです。
基本的には以下の順で決めます。
- まずドライバーシャフトを決める
- FWはドライバーに合わせて選ぶ
重量フロー:FWはドライバーと同じか少し重くする
| ドライバーのシャフト重量 | 3W推奨重量 | 5W推奨重量 |
|---|---|---|
| 40g台 | 50g前後(同程度) | 50〜55g台 |
| 50g台 | 50〜60g台 | 55〜65g台 |
| 60g台 | 60〜70g台 | 65〜75g台 |
| 70g台以上 | 70g台(同程度〜) | 70〜75g台 |
重要:FWのシャフトがドライバーより軽くなるのは避ける。
FWのシャフトが軽すぎる場合、切り返すタイミングが早くなりやすく、ダウンスウィングで体が浮いてシャフトが寝てしまったり、手元が浮いてトップやチーピンが出やすくなります。
調子(キックポイント)の合わせ方
| ドライバーの調子 | FWで選んでよい調子 | 避けるべき調子 |
|---|---|---|
| 先調子 | 先調子・先中調子 | 元調子 |
| 中調子 | 中調子・元調子 | 先調子(△) |
| 元調子 | 元調子・中調子 | 先調子 |
ドライバーと調子がかけ離れると、切り返しのタイミングが変わりミスが増えやすくなります。
フレックスはドライバーと同じか1段階柔らかめ
FWはドライバーより短いため、同じシャフトをカットして装着すると「硬く感じる」ことがあります。
ドライバーと同じフレックスを装着した場合、手元側のカット量が多くなることでシャフトのモデルによっては硬く感じられる場合があります。その場合、ドライバーがフレックスSなら3番ウッドはフレックスSRというように1フレックス柔らかいものを装着しても良いでしょう。
ドライバーと同じシャフトでいい?
同じシャフトを選んでいいケース
- 3Wをティーショットメインで使っている
- ドライバーとの振り感を完全に揃えたい
- 予算が許す
別のシャフト(FW専用)を検討すべきケース
- 5W・7Wなど地面から打つことが多い
- ドライバーシャフトが元調子・先端が硬い設計(FWで地面から打つと当たり負けしやすい)
- コストを抑えたい(FW専用シャフトはドライバー用より安い)
FW専用シャフトはおおむね2万5000円程度で購入できます。FWは使う頻度が少ない上に、シャフトのカット幅も大きくなるので、ドライバーと同じものを入れるのはもったいない場合もあります。
FWシャフトに必要な特性:先端剛性が重要
FW最大の特徴は「地面から打つ」ことです。ドライバーと異なり地面の抵抗があるため、先端剛性が適切でないとヘッドが当たり負けしてミスヒットが増えます。
フェアウェイウッドの場合、いかにボールや地面との衝突に「当たり負けしないか」が重要です。少し先端剛性が高めのものを選ぶのがおすすめです。これにはヘッドが動きすぎないというメリットもあり、ミート率の向上やインパクトロフトの安定なども見込めます。
したがってドライバー用の先調子・先端が非常に柔らかいシャフトをFWにそのまま入れると、当たり負けしやすくなるリスクがあります。
悩み別・FWシャフト選びのポイント
| 悩み | 対策 |
|---|---|
| 球が上がらない | 先調子・先中調子系。先端がしなりやすいモデルを選ぶ |
| ダフりが多い | 重量を重くして安定感を上げる。先端剛性が高めのモデルを選ぶ |
| 方向が安定しない | 重量フローを見直す。ドライバーより軽くなっていないか確認 |
| 引っ掛けが出る | フレックスを1段階上げる。元調子系を検討 |
| 吹け上がる | 先端剛性が高いモデル。重量も少し重くする |
おすすめFW専用シャフト
TOUR AD F(グラファイトデザイン)
TOUR AD PTの設計をベースにFW用に最適化されたモデル。TOUR ADシリーズのドライバーからの流れを考慮した設計で、特にTOUR ADユーザーに向いています。
SPEEDER NX FW(フジクラ)
SPEEDER NXシリーズのFW専用モデル。50〜80g台の幅広いラインナップで、SPEEDER NXドライバーユーザーとの相性が良いです。
DIAMANA(FW用)(三菱ケミカル)
各モデルのFW用バリエーション。ドライバー用と調子・特性が近いため振り感を揃えやすいです。
よくある質問
FWのシャフトはドライバーより重くする必要がありますか?
3Wはドライバーと同程度か少し重め、5W以下はドライバーより10g前後重くするのが一般的です。ただし最も重要なのは「ドライバーより軽くならないこと」です。
ドライバーをリシャフトしたらFWも変えるべきですか?
必須ではありませんが、純正FWシャフトとカスタムドライバーシャフトでは重量・調子・硬さが大きく異なる場合があります。FWで違和感があればリシャフトを検討してください。
3WとFWで同じシャフトを入れるべきですか?
2本FWを入れる場合、重量フローを考えると番手順に少しずつ重くした方が振り感が揃います。ただし3Wと5Wで同じシャフトを使っているゴルファーも多く、必ずしも変える必要はありません。
まとめ
- FWシャフトはドライバーとの「重量フロー・調子・フレックス」の流れを揃えることが基本
- FWのシャフトがドライバーより軽くなるのは避ける
- 3Wはドライバーと同程度、5W以下は10g前後重めが目安
- 地面から打つことが多い場合は先端剛性が高めのモデルが向いている
- FW専用シャフトはコスパが良くドライバーとの流れも合わせやすい
免責事項:本記事の情報は参考目的です。実際の購入前には試打・専門店でのフィッティングをおすすめします。