「シャフトが柔らかいとスライスになる」「硬いシャフトにすればスライスが直る」という話を聞いたことがあるゴルファーは多いはずです。実際のところ、シャフトの硬さとスライスの関係はどうなっているのでしょうか。

🏌️ 自分のスライスに合うシャフトをAIで診断する(無料)

登録不要・無料・約2分

結論:柔らかくてもスライス、硬くてもスライスになる

シャフトの硬さとスライスの関係は「柔らかい=スライスになる」「硬い=スライスが直る」という単純な話ではありません。原因によってまったく逆の対処が必要になります。


柔らかいシャフトでスライスになるケース

原因:しなり戻りが追いつかない

シャフトが柔らかすぎると、ダウンスイングでシャフトがしなった後、インパクトまでにしなり戻りが追いつかず、フェースが開いたままインパクトを迎えます。

特に以下のゴルファーに起こりやすいです。

スイングタイプスライスになる理由
切り返しが速い・叩き系強い力がかかりシャフトがしなりすぎる
HS45m/s以上で軽量シャフト使用HSに対してシャフトが柔らかすぎる
テンポが速いしなり戻り前にインパクトを迎える

この場合の対処法: 1フレックス上げる、または重量を5〜10g上げる


硬いシャフトでスライスになるケース

原因:しなり戻りが少なくフェースが閉じない

シャフトが硬すぎると、今度はしなり量が少なすぎてフェースターンが不足します。特にHS低め・テンポがゆっくりのゴルファーが硬いシャフトを使うとスライスが出やすくなります。

スイングタイプスライスになる理由
HS40m/s以下で硬いシャフト使用しなりを使えずフェースが閉じない
テンポがゆっくりシャフトのしなり戻りを活かせない
アウトサイドイン軌道シャフトの硬さに関係なくスライスが出る

この場合の対処法: 1フレックス下げる、または先調子・捕まり系シャフトを選ぶ


HS別・適正フレックスとスライスの関係

HS適正フレックス柔らかすぎるとスライス硬すぎるとスライス
40m/s以下R〜SRS以上を使う場合起こりにくい
41〜44m/sSR〜SXを使う場合Lを使う場合
45〜48m/sS〜6SRを使う場合起こりにくい
49m/s以上6S〜XSを使う場合起こりにくい

シャフトの硬さより「調子」の方がスライスに影響する

スライス改善においては、フレックスの硬さよりも**調子(キックポイント)**の方が影響が大きいケースが多いです。

調子スライスへの影響
先調子・先中調子先端がしなってフェースが閉じやすい→スライス改善に有効
中調子ニュートラル→スライスへの影響は中程度
元調子(手元調子)先端が硬くフェースが閉じにくい→スライスが悪化しやすい

重要: VENTUSシリーズやDIAMANA WBのような元調子・フェード系シャフトは、硬さに関係なくスライサーには不向きです。


スライスのタイプ別・シャフトの硬さの選び方

タイプA(高スピンスライス:まっすぐ出て途中から右)

原因はスピン過多のケースが多く、シャフトを柔らかくするとさらにスピンが増えて悪化します。

先端が硬めのシャフト(中元調子)でスピンを抑えながら捕まりも確保

タイプB(プッシュスライス:最初から右に飛ぶ)

フェースが開いたままインパクトしているケースが多く、先端がしなるシャフトが効果的です。

先調子・先中調子で先端が走るシャフトを選ぶ

よくある質問

純正シャフトSより硬いカスタムSに変えたらスライスが増えた

メーカーによってSの基準が異なります。純正のSより硬いカスタムシャフトのSというケースはよくあります。フレックス表記より試打での体感確認が重要です。

スライスにはどのシャフトが最も効果的ですか?

タイプBのプッシュスライスにはSPEEDER NX BLACK・SPEEDER NX VIOLET・ATTAS KINGが効果的です。タイプAの高スピンスライスには先端が硬いVENTUS TR BLUE・TENSEI Pro 1K WHITEが向いています。

フレックスを上げれば必ずスライスが直りますか?

直りません。スライスの原因がスイング軌道(アウトサイドイン)にある場合はシャフトを変えても改善しません。まずスライスのタイプを特定することが重要です。

🏌️ 自分のスライスタイプをAIで診断する

登録不要・無料・約2分

まとめ

  • 「柔らかいシャフト=スライス」は半分正解。硬すぎてもスライスになる
  • スライスへの影響はフレックスの硬さよりも調子(キックポイント)の方が大きい
  • スライスには「タイプA(高スピン)」と「タイプB(プッシュ)」があり、対処法が真逆になる
  • 元調子・フェード系シャフトはスライサーには原則不向き

免責事項:本記事の情報は参考目的です。実際の購入前には試打・専門店でのフィッティングをおすすめします。