26 VENTUS TR BLUEは2026年1月に登場したVeloCore+技術搭載の最新モデルです。旧TR BLUEからの進化点として「さらに高い安定性」と「よりスムーズな打感」が海外主要メディアで高く評価されており、発売直後からツアーでも注目を集めています。

この記事では国内外のレビューデータをもとに、合う人・合わない人・旧モデルとの違いを詳しく解説します。

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基本スペック

| 項目 | 内容 | | --- | --- | | メーカー | フジクラ | | 発売年 | 2026年1月 | | 調子 | 中元調子 | | 重量ラインナップ(国内) | 5R〜7X(61〜79.5g)※8S以上は海外のみ | | テクノロジー | VeloCore+・Spread Tow(90°配向) | | 先端剛性 | 非常に高い(Ultra-Stiff) | | 弾道 | 中弾道・低スピン | | 捕まり | やや低め(フェード寄りニュートラル) | | 希望小売価格 | 約$350(海外) |


⚠️ 購入前に確認:重量の注意点

26 VENTUS TR BLUEは同じ番号・フレックス表記でも他ブランドより重い設計です。

| スペック | 重量(シャフト単体) | 他ブランドの相当品 | | --- | --- | --- | | 5S | 約61g | 他社6S相当 | | 6S | 約69.5g | 他社7S相当 | | 7S | 約79.5g | 他社7X相当 |

「いつも6Sだから」という理由だけで選ぶと、実際には想定より重いシャフトを手にする可能性があります。現在使用中のシャフトの実重量と比較したうえで番号・フレックスを選択してください。


旧TR BLUEから何が変わったか

VeloCore+への移行

最大の変化は旧来のVeloCoreから**VeloCore+**への更新です。フジクラは公式に「切り返しを積極的に行うゴルファーに対してエネルギー伝達がさらに向上する」とアナウンスしています。

挙動への影響として、旧VeloCoreに比べてバイアス層に追加の高弾性素材を積層したことで、オフセンターヒット時のシャフトのねじれ(オーバリゼーション)がさらに抑制される可能性があります。これにより、ミスヒット時でもフェース向きが維持されやすくなり、ボールスピードの損失が減少する効果が期待できます。フジクラのプロダクトマネージャーは「テストで安定性の向上・センターコンタクトの改善、そして80%以上のプレイヤーでヘッドスピードの増加が確認された」と公式にアナウンスしています。またプレイヤーから「より高いクラブフェースへの意識と安定した感覚」という報告も一致して得られたとのことです。ただし体感できる差は個人差があるため、試打での確認を推奨します。

Spread Towの配向変更

ハンドル部のSpread Tow素材の配向が従来の斜め配置から90°配置に変更されました。フジクラは公式に「VeloCore+がねじれ制御を担うようになったため、Spread Towを縦方向に再配置できた」とアナウンスしています。

挙動への影響として、縦方向(0°)配置は曲げ剛性(ベンディング剛性)を高める方向に働くため、切り返し時のハンドル部の「暴れ」が抑制される可能性があります。旧45°配置はねじれ補強が主目的でしたが、26モデルではVeloCore+がそのねじれ制御を担うことで、Spread Towが曲げ剛性の強化に専念できる構造になっています。フジクラのツアーレップは「積極的に攻めにいける確信を持てるようになった」と公式にアナウンスしており、切り返しでしっかり負荷をかけるスインガーほど恩恵を感じやすい変更です。

デザインの刷新

旧モデルのグロスブルーからマット仕上げのネイビー→ブラックへのグラデーションに変更。「TRロゴ」も金色四角形からバブルフォントのシンプルなデザインに。

| 比較項目 | 26 VENTUS TR BLUE | 旧 VENTUS TR BLUE | | --- | --- | --- | | テクノロジー | VeloCore+ | VeloCore | | Spread Tow配向 | 90°(新方式) | 斜め配置 | | 仕上げ | マット(ネイビー→ブラック) | グロス(ブルー) | | 安定性 | さらに向上 | 高い | | 打感 | よりスムーズ | スムーズ |


海外レビュー分析

Plugged In Golf・GolfWRX・MyGolfSpy・Golf Monthly・Today's Golfer・golf.comなど海外主要メディアのレビュー記事・PGAツアーでの採用動向・ユーザーコメントをAIで分析しました。個人の主観ではなく多数のレビューデータから導いた傾向のため、信頼性が高い情報です。

Plugged In Golf(米国):★★★★★

実打テスト(LMデータあり)で「旧モデルよりわずかに硬く感じる。VeloCore+の他モデルと同じ傾向」と報告。打感については「スムーズな小さなキックがあり、決してオーバーパワーされない感覚だった。一方で死んだ感じやボード的な感覚もない」と評価。

パフォーマンス面では「どの打球も一貫した弾道で飛んだ。大きく膨らむショットも低すぎる弾道もなかった」とディスパーション改善の効果を実証。レビュアーはVENTUS TR BLUEを複数年ゲームしており「26モデルは旧モデルを愛していたすべての要素を備えている」と結論付けています。

Golf Monthly(英国):★★★★★

PGA資格保持・元ライダーカップ会場ヘッドプロのテスターによるGC3計測レビュー。「改良というより進化。旧TR BLUEが世界中のフィッティングベイで成功したことを踏まえ、26モデルはまさにその続きを担っている」と評価。

具体的な推奨対象として「切り返しが比較的鋭く、その負荷をハーシュでボード的なプロファイルで管理したくないゴルファーに最適」と明示。逆に「スライスやフェードに悩む・スムーズテンポのゴルファーには不向き」という適性も明確に記載。

MyGolfSpy(米国):★★★★☆

データ駆動型テスト手法で知られるMyGolfSpyの編集長によるレビュー。「旧TR BLUEが好きだったなら、26モデルをさらに好きになれる」としたうえで「ミスヒット時のフェースのブレが少なくなり、より一貫したボールスピードとディスパーションの向上」と解説。

Today's Golfer(英国):★★★★★

TaylorMade・Callaway等マスターフィッター・ビルダー資格保持のテスターが複数のVENTUSシャフトを実射比較。「ディスパーション(方向ばらつき)が純正シャフト比で20.1%改善」というデータを記録。4種中でそのテスターに最も合ったシャフトがTR BLUEでした。

golf.com(米国・PGAツアー取材):★★★★★

PGAツアーを専門に取材する同誌のレポートによると、26 VENTUS TR BLUEは発売直後からDanny Walker・Kensei Hirata・Harry Hall・Rafael Camposが実戦投入。Nicolai Hojgaardも試打中と報告されており、ツアーレップは「旧モデルのVeloCore+展開と比べて普及ペースが早い」と公式にアナウンスしています。

また同誌のI Tried Itシリーズではフェアウェイウッドへの実装レビューを掲載。「旧モデルからのプロファイル変化に惜しさはあるが、より速く・強くなった現代のゴルファーに向けた正しい進化」と評価しており、ドライバーだけでなくFW用シャフトとしての適性にも言及しています。

Driving Range Heroes(米国):★★★★☆

複数のVENTUSシャフトをテスト・比較してきた同サイトのレビュアーによる実打評価です。他メディアと異なり、ネガティブな側面も明記しています。

ポジティブな評価として「コミットして振ったとき、シャフトがねじれに抵抗してフェースが予測可能に動く。攻めれば攻めるほどシャフトが応えてくれる」と表現。フォースコミットした積極的なスイングでのパフォーマンスを高く評価しています。

一方で「完全にリリースしきれないと、フェースが少し開いたまま残りやすい。ハーフスイングや力を抜いたショットには向かない」とも明記しており、これは他メディアが指摘するスムーズテンポNG・スライス傾向NG の結論と一致しています。より具体的に言えば、「全力でコミットできないシチュエーション(ラウンド後半の疲労時・コントロールショット時など)では本来の性能を発揮しにくい」と読み取れます。

フェアウェイウッド用途について

複数の海外メディアが26 VENTUS TR BLUEのFW用途についても言及しています。

  • ドライバーとFWの両方に入れているが、どちらでも安定したパフォーマンスが出る(海外専門メディア)
  • 「FWはドライバーより求められる安定性が高い。その条件でも十分な安定感が得られた」(海外専門メディア)
  • Fujikura公式:9-Xまでラインナップがあり、7ウッド・9ウッドへの対応も明示

国内では5R〜7Xのラインナップですが、海外(フェアウェイゴルフ等)では8S・9Xなどの国内未発売スペックも取り扱っています

海外スペック(8S・9X等)はフェアウェイゴルフで探す

海外レビューまとめ

| メディア | 評価 | 特に評価された点 | | --- | --- | --- | | Plugged In Golf | ★★★★★ | ディスパーション・スムーズな打感 | | Golf Monthly | ★★★★★ | 鋭い切り返し向け・安定感 | | MyGolfSpy | ★★★★☆ | 旧モデルからの明確なアップグレード | | Today's Golfer | ★★★★★ | ディスパーション20.1%改善(実測) | | golf.com | ★★★★★ | PGAツアー採用動向・FW実戦レビュー | | Driving Range Heroes | ★★★★☆ | ネガティブ面も含む詳細実打評価 |

全メディアが「ディスパーションの改善」と「スムーズな打感」を共通して高く評価しています。


自分に合うか:2つの軸で確認する

ヘッドスピードが条件を満たしていても合わないケースがあります。より精度の高い判断にはテンポ現行シャフトの位置づけの2軸が有効です。

軸①:スイングのテンポ

複数の専門家レビューとFujikura公式(製品マネージャー・ツアーレップ)が同じ方向を示しています。

| テンポ | 適性 | 理由 | | --- | --- | --- | | 切り返しが鋭い・叩きにいくタイプ | ◎ | Spread Towがトーション(ねじれ)を抑制し、積極的な切り返しでもフェースがブレにくい | | ゆったり・スムーズ系スインガー | × | 先端剛性が高くフェースが閉じにくい。スライス傾向が出やすくなる |

軸②:現在使っているシャフトの位置づけ

複数の専門家レビューとフィッター向けガイドが共通して示している目安です。

| 現在のシャフト | 適性 | 理由 | | --- | --- | --- | | VENTUS Blue(無印)で「もう少し安定が欲しい」 | ◎ 最有力候補 | TR BLUEはVENTUS Blueの「切り返し時に緩みやすい」部分をSpread Towで補強した設計 | | VENTUS Blackで「もう少し柔らかさが欲しい」 | ○ 有力候補 | TR BLUEはBlueとBlackの中間。Blackほどスイングへの要求が高くない | | 捕まり改善が目的 | × 不向き | フェード寄りニュートラル設計のため捕まりは期待できない | | スライス改善が目的 | × 不向き | 複数の専門家レビューが「スムーズテンポでスライスに悩む場合は避けるべき」と一致して指摘 |

2軸を組み合わせた早見表

| テンポ | 現行シャフトの位置 | 判断 | | --- | --- | --- | | 鋭い切り返し | VENTUS Blue〜Blackユーザー | ◎ 試打の価値あり | | 鋭い切り返し | 捕まり系・先調子系ユーザー | △ 方向安定は改善するが捕まりは期待できない | | スムーズ系 | どのシャフトでも | × 別モデルを検討すべき |

「◎」に当てはまる方は試打を強く推奨します。「△」の方はフィッティングで弾道データを確認してから判断するのが安全です。

典型的な失敗パターン

購入後に「思っていたのと違った」と感じるケースには様々なパターンがあります。その中でも特に報告が多い典型例を3つ挙げます。購入前に自分が該当しないか確認してください。

失敗パターン①:スライス改善・捕まり改善を目的として購入した

「VENTUSは安定する」という評判を聞き、スライス改善やドロー系弾道を求めて選ぶケースです。複数の専門家レビューが「スライスやフェードに悩む・スムーズテンポのゴルファーには不向き」と一致して指摘しています。先端剛性が高くフェースが閉じにくい設計のため、スライス傾向のある方が使うと悪化する可能性があります。捕まり系・先調子系シャフトからの乗り換えでは、現行より捕まりが落ちたと感じるケースもあります。スライス改善・捕まり改善には同じVENTUSシリーズではTR REDまたは24 VENTUS REDが候補になります。

失敗パターン②:番号だけ見てフレックスを選んだ

「いつも6Sだから6Sにした」という判断で購入するケースです。6Sは約69.5gと他社7S相当の重量になります。試打では振り切れても、ラウンド後半の疲労時に振り切れなくなるケースがあります。購入前に現行シャフトの実重量を確認したうえで、番号ではなくグラム数で比較してください。

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HS別の適性評価

| HS | 適性 | 推奨フレックス | | --- | --- | --- | | 40〜43m/s | △ 効果が出にくい | — | | 44〜47m/s | ○ 十分な効果あり | 5S〜6S | | 48〜51m/s | ◎ 最も効果が出る | 6S〜7S | | 52m/s以上 | ◎ 競技レベルに最適 | 7X〜9X |

※ フレックス選びの前に上記「重量の注意点」を必ず確認してください。


旧TR BLUEとの選び方

| こんな方は | おすすめ | | --- | --- | | 旧TR BLUEで「もう少し安定感が欲しい」と感じている | 26 VENTUS TR BLUE | | ミスヒット時のブレ・ディスパーションを改善したい | 26 VENTUS TR BLUE | | 旧TR BLUEの結果に満足しており不満がない | 旧 VENTUS TR BLUE(継続使用 or 中古で維持) | | コストを抑えたい | 旧 VENTUS TR BLUE(値下がり品) | | TR BLUEより捕まりが欲しい | TR RED または 24 VENTUS RED |

旧モデルとの詳細比較は26 VENTUS TR BLUE vs 旧 VENTUS TR BLUE 違い、24 VENTUS BLUEとの比較は26 VENTUS TR BLUE vs 24 VENTUS BLUE、フレックス選びは26 VENTUS TR BLUE フレックス選び方をご覧ください。


よくある質問

26 VENTUS TR BLUEはどんな人に合いますか?

ヘッドスピード44m/s以上で切り返しが鋭いゴルファー、打点がバラつきやすい方、方向安定性を最優先にしたい方に向いています。現在VENTUS Blueを使用していてもう少し安定感が欲しい方にも最有力候補です。

26 VENTUS TR BLUEはスライサーに向いていますか?

スライスの改善には向いていません。フェード系・低スピン設計のため、スライス傾向のゴルファーが使うと悪化する可能性があります。スライス改善にはSPEEDER NX VIOLETやATTAS KINGが向いています。

旧VENTUS TR BLUEからの買い替えは必要ですか?

買い替えの判断基準はヘッドスピードではなく、旧モデルへの満足度と安定感への要求です。複数の専門家レビューを確認した結果、以下の基準が一致しています。

買い替えを検討すべき人

  • 旧TR BLUEで「もう少し安定感が欲しい」「ミスヒット時にブレる」と感じている
  • 打点のバラつきやディスパーションを改善したい
  • 旧TR BLUEを十分振れており、さらに上の安定性を求めている

見送っていい人

  • 旧TR BLUEで結果に満足しており、不満がない
  • コストを優先したい(旧モデルが値下がりしている)

振動数・トルクは旧モデルと同等で「数値上の硬さは変わらない」(Trackman計測による実測データ)。変化は中間剛性の向上とVeloCore+によるオフセンター時の安定性で、体感できる差は小さい場合もあるため、可能であれば試打での確認を推奨します。

26 VENTUS TR BLUEの適正フレックスは?

HS46〜48m/sなら6S、49〜51m/sなら6S〜7Sが基本目安です。ただし6Sは約69.5gと他社7S相当の重量になるため、重量面の確認も忘れずに。必ず試打での確認を推奨します。

24 VENTUS BLUEとどちらを選ぶべきですか?

切り返しが鋭い・叩きに行くタイプはTR BLUE、テンポがゆっくりでしなり感を活かしたいタイプは24 VENTUS BLUEが向いています。安定性・ディスパーション改善を最優先にするならTR BLUEです。


この記事を読んだ方へ

26 VENTUS TRシリーズを比較する

| モデル | 弾道 | 向いている方 | 詳細 | | --- | --- | --- | --- | | TR BLACK | 低弾道・最低スピン | 吹け上がり・HS50m/s以上 | レビューを読む | | TR BLUE | 中弾道・低スピン | 安定性重視・HS44〜50m/s | この記事 | | TR RED | 中〜高弾道・中低スピン | 球が上がらない・HS43〜49m/s | レビューを読む |

→ 3モデルの詳しい比較は26 VENTUS TR BLACK vs BLUE vs RED 全モデル比較をご覧ください。

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まとめ

  • 26 VENTUS TR BLUEはVeloCore+とSpread Tow 90°配向により旧モデルより安定性がさらに向上
  • 合う人の2軸:切り返しが鋭い×VENTUS Blue〜Blackユーザーが最も効果が出る
  • スライス改善・捕まり改善目的には不向き。安定性と一貫性を最優先にする方に最適
  • 典型的な失敗パターン:スライス改善目的・重量未確認・捕まり期待の乗り換えが多い。ほかにも相性問題は様々あるため試打での確認を推奨
  • **6Sは約69.5g(他社7S相当)**のため、番号だけで選ばず実重量を必ず確認する
  • ゆったりテンポ・HS42m/s以下には効果が出にくいため試打での確認を推奨
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免責事項:本記事のレビュー分析は参考目的です。実際の購入前には試打・専門店でのフィッティングをおすすめします。